事故やトラブル発生時にリスクを記録するドライブレコーダーは解決手段として非常に有効です。

しかしドライブレコーダーは「取り付けが難しそう」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

事前にどのような準備や注意点があるのか、ここで確認をしてみましょう。

取り付けの際の注意点

車を水平でGPSが受信できる安全な場所

ドライブレコーダーの取扱説明書等を用意し、ご自身では取り付けできない車両でないかなどの注意事項を確認します。

ドライブレコーダーを取り付ける際に車内や前方を映すためにフロントガラスに取り付けますが、その「位置」が重要なポイントとなります。

「道路運送車両の保安基準(第39条)」(国土交通省)より、

  • ガラス開口部の実際の長さの20%以内の範囲でなくてはならない
  • 前方を確認する際に、車の室内後写鏡によって、遮へいされる前面ガラスの範囲でなくてはならない

という決まりがあります。

つまりこの保安基準に則ればドライブレコーダーはフロントガラスの上の縁から20%以内の範囲である位置やルームミラーの裏側にあたる場所に設置することが可能です。

ただし車検のステッカーに重ならないようにしなくてはなりません。

ドライブレコーダーの位置決め

ドライブレコーダーの位置決めですが、一度つけたらなかなか剥がれないため、目分量でつけるのは危険です。

取り付ける際にはドライブレコーダーの電源をONにし、画面を見ながら取り付けましょう。

その他、法的には規制はないものの取り付けに関していくつかのポイントがあります。

取り付けのポイント

そのひとつに、ドライブレコーダーを取り付ける際に付属の吸盤やテープなどを使って強固にしっかりと取り付けることも肝心です。

またドライブレコーダーできれいに録画するためにはワイパーの可動範囲内に取り付けるのがおすすめです。

フロントウィンドウの上側がスモーク状になっていて着色されたガラスの場合は、その部分への取り付けを避けた方がよいでしょう。

このようにドライブレコーダーはどこにでも取り付けていいわけではありません。

プロに依頼をすれば安心

もし自身で取り付けるのが難しく不安な場合はプロに依頼をしましょう。

ドライブレコーダーの取り付けをプロに依頼するいちばんのメリットは、配線を隠して固定しスッキリさせてくれることです。

ドライブレコーダーは小型化のためバッテリーを搭載していない機種がほとんどです。

そのためドライブレコーダーを使用する際は車内に配線をして電源を確保する必要があります。

電源の確保としていちばん簡単なのはシガーソケットです。

ただしドライブレコーダーからシガーソケットまで伸びる配線をそのままにしておくと運転の邪魔になりますので、車内の壁面やピラー裏、目立たない場所に這わせて取り付けなければなりません。

また、高機能ドライブレコーダーの中にはエンジンを止めている際や駐車中の映像監視カメラとして使用できる機種があります。

こちらは常時電源が必要となるため、ヒューズボックスから電源を確保しなければなりません。

この場合は配線が複雑になり、車関係や電気関係の知識がない場合は電源確保が難しくなります。

こうした性能の高いドライブレコーダーを取り付けたい場合、プロに依頼すれば確実に電源が確保できますし、配線によって車内が雑然とする心配がありません。

さらに先述の「取り付け位置によって車検で通らないと」いう心配を取り除くことができます。

ドライブレコーダーの機能を十分いかすためにもプロに確実に取り付けてもらうことも視野に入れるとよいでしょう。

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