昨今、あおり運転などの危険運転による事故が社会問題として取り上げられています。
国土交通省は2017年12月より貸し切りバスへのドライブレコーダーの装着の義務化を開始しました。
またトラック、バス、タクシーをはじめとする一般乗合旅客車に対してドライブレコーダーを装着するための助成金制度を設けています。
一般の乗用車に対してドライブレコーダーの装着義務はありませんが、そのような事件や事故から自分の身を守る手段の1つとして、ドライブレコーダーの映像が注目されるようになりました。
ドライブレコーダーとは、車を運転している時の映像などを記録する車載装置です。
どのようなドライブレコーダーが自分に合うのか、その選び方について見てみましょう。
ドライブレコーダーの選び方としてポイントは3つあります。
「録画範囲」を確認
ドライブレコーダーの視野角(ディスプレイなどの表示装置の画面を斜めから見た時に、どのくらいの角度までなら正しく見ることができるかを表したもの)には「水平画角」(横の撮影範囲)、「垂直画角」(縦の撮影範囲)、「対角画角」(斜めの撮影範囲)の3つがあります。
視野角が広いほど広範囲の映像を記録できます。
特に注目したいのが「水平画角」です。
目安として100°以上の商品がおすすめです。
「記録画素数」はフルHDで約200万画素以上!
記録画素数が大きいほど、細かな部分まで記録できます。
目安としてフルHDで約200万画素以上を選びましょう。
またトンネルの出入り口や夕日など突然明るくなると画面が白くなり見えなくなってしまいます。
そのような白飛びを防ぐためには「画像補正付き」を選ぶとよいでしょう。
「夜間機能」をチェック
「夜間機能」とは、暗い場所でも少ない光を拾い鮮明に映像を記録する機能です。
夜間の走行時や駐車時でも周囲を映し出して記録できます。
さらに上記の3つのポイント以外に「事故時の証拠能力を満たすドライブレコーダー」として、改めて下記のことも確認しましょう。
- 相手の車のナンバーを読み取れる。
- 正面だけではなく、斜め前の映像も記録できる。
- 夜間や逆光時でも記録できる。
- 信号の色を明確に識別できる。
- 後方の映像を撮影できる。
ドライブレコーダーの機能は他にもたくさんあります。
駐車監視機能 、安全運転支援機能、GPS機能、モニター付き…など。
ドライブレコーダー選びに必要な基礎知識や重視すべき機能、用語などを理解して、自分に合った製品を選べるようになりたいものです。